事務所について
2019年9月9日、泰和泰のネパールオフィスが正式に登録を完了し、ネパール初の中国法律事務所の支部機構となり、泰和泰の18番目のオフィスとして開設されました。 ネパールは南アジアの内陸にある山岳国であり、ヒマラヤ山脈の南麓に位置し、中国とインドに挟まれ、第3の隣国はありません。2017年5月、中国は重要な隣国であるネパールと「『一帯一路』構想下の協力に関する了解覚書」を締結し、両国は「一帯一路」構想の枠組み下で持続的に各分野の協力を深めることについて、多くの合意を得ました。 ネパールオフィスの設立は両国の法務サービスの連携を一層強化し、両国間の貿易と投資の発展を促進するとともに、ある程度「一帯一路」沿線の南アジア諸国に波及するものと思われます。ネパールオフィスは「架け橋」として、絶え間なく「海外進出」する中国企業のために、効果的で質の高い現地化された法務サービスを提供するほか、泰和泰の豊富な専門資源を統合、開拓し、中国で投資・事業を行う南アジア諸国の企業のために、ドアツードアの中国の法務サービスを提供していきます。 現在、ネパールオフィスはハーバード大学ロースクール出身のKusum Shretha Saakha教授が主任を務め、カトマンズ・ロースクールのAnjan Kumar Dahal助教授ほか複数のネパール人弁護士が在籍しており、またネパール商工貿易省から表彰された経済界の重鎮であり、ネパール米国商工会議所会頭、ネパール韓国商工会議所会頭でもあるKiran Saakha氏が顧問を務めています。ネパールオフィスの主な取扱業務分野には、外商直接投資、投資・M&A、コーポレートガバナンス、民間投資管理、労働法、婚姻・家事、争訟・仲裁等があります。 ネパールオフィスは今後、泰和泰のグローバルな支部機構の優位性を統合し、地理的優位性と波及効果を十分に発揮し、中国とネパールおよび南アジア諸国の発展のためにより便利で専門的で質の高い法務サービスを提供し、当該地域の法務サービス市場のさらなる発展のために寄与していきます。