楊建紅弁護士は1992年に中国弁護士資格試験に合格し、1997年から弁護士として業務を開始しました。
楊建紅弁護士は仕事では次のルールを守っています。
一．客観、公正、慎重な姿勢を堅持し、弁護士としての自身の思考と判断の独立性を維持する。 二．職業倫理を忠実に守り、クライアントの営業秘密と個人のプライバシーを厳守する。自身の業務において知り得たクライアントの秘密を利用して本人または第三者のために不当利益を得てはならない。 三．クライアントにハイレベルな専門サービスを提供できるように、自己の実務能力を絶えず向上させる。担当できる業務のみ請け負い、個人とチームの能力、経験、信用に責任を負う。 四．誠意を持って対応し、社会の複雑さを正視し、クライアントと共に我々の業務またはサービスに影響する可能性のある様々な関係、背景および利益に向き合う。 五．効率的な業務を堅持し、クライアントが我々の業務によって目的を達成し、相応の効果と利益を得られるよう力を尽くす。
楊弁護士は230件余りの国内民事争訟および国際経済貿易仲裁事件の代理人を務め、訴額は累計55億元を超えます(億元以上の特大事件19件、渉外事件110件余り)。
特別法律顧問を務め、合弁交渉、国内外企業のM&A、制度変更・再編、工事建設、ファイナンスリースおよび法的調査等の非訟法務を320件近く請け負ってきました（渉外プロジェクト約150件余り）。 30社余りの大・中型企業および上場会社の常任法律顧問も務めてきました(顧問は年間合計180件以上)。 中国国際経済貿易仲裁委員会／上海国際仲裁センター／成都仲裁委員会首席／副／単独仲裁人を務め、50件余りの商事紛争事件の裁定、調停を行ってきました。 10社余りの国有企業、民間企業、海外の中国系企業に招聘され董事を務めています（現在5社）。

2005年7月 ドイツBuceriusロースクールドイツ法、EU法とWTO法夏季研修クラス修了
2000年7月 四川大学法学修士
1991年7月 北京大学哲学学士

1991年7月～2003年9月、中共四川省紀律検査委員会、中国国際貿易促進委員会四川省分会（法務部／公正証書発行認証部副部長、部長を歴任）に勤務。
2003～現在 泰和泰法律事務所 副主任／シニアパートナー 泰和泰（香港）法律事務所（有限法的責任パートナー） マネジメントパートナー

英国仲裁人協会会員
中国国際経済貿易仲裁委員会仲裁人／調停員
上海国際仲裁センター仲裁人
成都仲裁委員会仲裁人

某省、区政府が米国裁判所で共同出資プロジェクトの権利侵害で訴えられた事件の代理人：速やかに正確な法的分析と対応策のアドバイスを提供し、省、区政府および国務院の認可を獲得。中国側代理弁護士として、米国弁護士と共にユタ州地区裁判所から連邦裁判所まで力を合わせ、原告側の1億2,000万ドルに上る強弁はすべて却下された。
中国有色金属進出口四川公司および交通銀行成都支店のスタンドバイ信用状（SBLC）支払い拒否事件：外国側が仲裁裁決で勝訴している状況で、国際金融決済と商事仲裁執行規則の違いを利用して、フィリピン国有大型企業の200万ドル近い多額の賠償請求を拒否した
四川省自貢の某大型国有企業の制度改変・再編特別顧問：制度変更立案とコンサルティングを提供し、再編交渉において運用書類を起草、厳格にチェックし、クライアントに効果的な協力と調整を提供し、香港の再編側からの2億元の出資追加に成功し、依頼者の満足する法律文書の作成を実現させた。
米国リバティ・ミューチュアル・グループの中外合弁企業紛争事件：双方が半年以上争い、いずれも仲裁への付託を準備していた合弁経営紛争の調停を取り仕切り、7日以内に調停合意に至らしめ、無事に履行させた。
四川某化工有限公司ターンキー契約賠償請求事件：契約法の付随義務に関する規則を十分に運用し、国際商事仲裁審理においてクライアントの想定を越える勝訴を勝ち取り、相手側に全額賠償和解の実行を説得した。
チベット某上場会社支配権買収特別プロジェクトおよび紛争事件に関与：会社法と証券法規則を十分に運用し、依頼者(もう一つの上場会社)が標的企業の支配権取引の有利な立場を得るための手助けをし、訴訟和解によって大きな収益を獲得した。
四川九鼎科技有限公司の設備一式輸入契約リスクの排除に特別サービスを提供：契約の規定が不利な状況で、国際貿易規則および相手側の契約履行の瑕疵を利用し、契約履行保証状の手配および交渉を通じて、相手側に依頼人に有利な重要修正を受け入れるように迫り、依頼人の権利と利益を確保した。
河北某高速公司建設工事紛争仲裁裁決取り消し事件の代理人を務める：細やかな証拠収集と責任ある法的分析で、クライアントに協力して紛争解決方針を調整し、有効な書簡のやり取りと交渉で、最終的に調停を通じて不利な仲裁裁決のほかにクライアントが十分に満足する紛争解決結果を達成した。
某輸出入グループ渉外保証状紛争処理事件の代理人：国際商業会議所URDG758規則および民事訴訟規則を十分に利用し、急いで業務を開始し、10営業日間に数十ページの英語書類に目を通し、法律意見書を2部作成し、交渉の手紙を5部起草し、処理期間を延長することに成功した。最終的に銀行を説得し規則に則り契約履行保証状の980万ドルの支払いを拒絶した。
マカオ特区政府の四川支援被災地再建プロジェクト特別法律顧問：5年近く、復興支援プロジェクト管理フローの制定に協力し、数十億元の数百の復興支援プロジェクトの計画立案から施工・検収等までの全過程に合法性の審査を提供した
香港の某会社の中国独占販売権契約紛争事件：香港の某会社とイタリアの医薬品アジア販売代理店との間の中国地区独占販売権契約の香港国際仲裁センターにおける仲裁事件の代理人を務め、効率的に指導し、事件の経緯と証拠の整理をサポートし、答弁と立証および開示調査を完了し、相手側に開廷前に訴えを取り下げ和解に持ち込んだ。
四川東方絶縁材料股份有限公司と日本のサプライヤーの国際貿易紛争事件：外国企業が代理店を飛び越えて顧客に賠償を請求したことについて、中国国際経済貿易仲裁委員会CIETACでの商事仲裁事件の代理人依頼を受け、国際貿易慣例と中国外国貿易代理規則を十分に運用し、勝訴の裁決を勝ち取った。

「合弁経営紛争から外資系企業投資の注意すべき2つの問題を考える」「和解合意の法的効力論」「仲裁和解の形式的処理論」「『ソフト条項』無罪」、「国有企業制度変更の法的実務要点」等多数の論文を発表している。契約法、会社法とコーポレートガバナンス、国際物品売買契約に関する国際連合条約、UCP500、国際商事仲裁、企業リーガルリスク管理、越境EC法律実務、ニュース報道の法律問題等の課題について関連機関と会議に講座を数十回提供している。